みなさんこんにちは。PIXTAのブライアンです。
今回は2015年に売れたイラストの分析結果をお伝えします!
定番のテーマからイラストならではの表現など、今年活きる情報が満載の内容となっておりますのでぜひ最後までご覧ください。
販売ランキング
2015年のコンテンツ販売回数ランキングのTOP50はこちらのランキング記事からご覧いただけます。
それではここから分析結果となります。
2014年の分析結果ではテーマの分析から始まりましたが、
今年はテイストの分析結果からお伝えします。
なぜなら、様々なテイストが売れているからです!!
テイスト分析
まずはじめに、2015年の傾向で以前と大きく変わったのはテイストの幅広さです。
これは実績に現れていることはもちろん、購入者さまからも様々なテイストを求めるご要望が多くありました。
定番のテーマでもテイスト次第で表情豊かになり、ネガティブなテーマでもテイストを変えることで見た人が受け取りやすくなります。
ぜひみなさんのオリジナリティのあるテイストを活かしてみてください。
以下、2015年人気イラストのテイスト例をご紹介します。
※サムネイルは2015年売れた素材の中から選んでいます。
※テイストの呼称は本記事オリジナルの表現となります。


テイストとテーマの関連性
今回の分析によって得られた有益な情報のひとつに、テイストとテーマの関連性が挙げられます。
PIXTAでは2015年に売れた素材を、
「販売回数が多いテーマ = 売れ筋」と、
「競合が少ないテーマや旬のテーマ = 狙い目」に分けて
各テイストの素材数を比較しました。その結果を下のグラフに示します。
※2015年に販売実績のあるコンテンツを独自にカテゴライズし、
「家族」「ビジネス」に関連するとみなされたイラストを対象に分析しました。(定額制を除く)
※「売れ筋」は各カテゴリで2015年コンテンツ販売回数4回以上のイラスト、
「狙い目」は2015年コンテンツ販売回数1回のイラストからランダムに選んだ300点を対象としています。
こちらのグラフを見ると、狙い目テーマでは各テイストごとの差が小さくなっています。
ネガティブテーマや旬の時事ネタ関連素材などでは、人物像が固定されないイメージや、誇張表現、皮肉的な表現が求められているとも言えます。
カテゴリ分析
それでは一体どのようなカテゴリの作品が人気となっていたのか見ていきましょう。
人物素材と非人物素材の割合
まずは、人物素材と非人物素材の割合がこちらです。
※2015年コンテンツ販売回数5回以上のイラスト497点を分析(定額制を除く)
皆さんの予想と合っていたでしょうか、それとも違っていたでしょうか。
イラスト素材の販売傾向として以下のポイントが挙げられます。
・カットや背景使用も多いため非人物素材の割合が高い
・1枚あたりの販売回数は人物素材のほうが多い
それぞれ違った需要がありますので、今まで人物素材メインだった方は非人物素材、非人物素材メインだった方は人物素材にもチャレンジしてみてください。
人物イラストの人気カテゴリ
次に人物イラストの人気カテゴリを見てみましょう。
※2015年コンテンツ販売回数5回以上のイラスト497点を分析(定額制を除く)
2014年同様に、「家族」「ライフスタイル」「ビジネス」「医療福祉」といった王道テーマが並んでいます。
2015年の傾向としては大きなテーマは変わらずともその中で「多様化」が進んでいった、という印象です。
【カテゴリ例】


非人物素材の人気カテゴリ
非人物素材の人気カテゴリはこのようになっていました。
※2015年コンテンツ販売回数5回以上のイラスト497点を分析(定額制を除く)
こちらは様々なテーマが混在する結果となりました。
例年人気の「都市・街並み」「自然背景」「年賀状」「季節・イベント」「各種コンセプト素材」に加えて、
今年は「建築」「ご当地」といったテーマが狙い目となるでしょう。
特にご当地素材は購入者さまの声からも求められているのがわかりますし、3月の北海道新幹線開通に合わせて「北海道素材」の需要も高まっています。
【カテゴリ例】


いかがでしたでしょうか。
今回は2015年に購入された人気イラストを分析し、全体の傾向をお届けしました。
王道テーマが人気を残しつつも、テイストや詳細な描写などで細分化していく兆候が見えています。ぜひ参考にしてみてください。
各カテゴリごとの分析も追ってお伝えしますので、お楽しみに!
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